1度×1度のdsfファイルの作り方(簡易版)

以下は、前に作成したときにだいたいこんな感じで作ったかなーっていうのを思い出しながら書いています。
上手く作れなかったらごめんなさい。
自己責任でお願いします。

 

1.まず標高データを用意します

2.meshtoolは、緯度×経度が正方形となる標高データを要求してきます。たとえば、2×2,4×4,・・・・9000×9000、といったようにです。
このとき、ファイルの頭が、経度×緯度の左上になります。
図示すると以下のようになります。

標高データ
1,2,3
2,3,5
3,5,2

meshtoolに流すファイルのデータ(ver3との関係で拡張子は.hgtファイルです)
1,2,3,2,3,5,3,5,2

hgtにおける、一つのデータ当たりのサイズは2byteです。
小数点まで処理してくれるか不明。私は元のデータの小数点一桁を四捨五入しました。

※注意 
・hgtはリトルエンディアン形式で作成してください。
マニュアルだとビッグエンディアンとなっていましたが、私の場合リトルエンディアンでないとデータが狂いました。環境依存かもしれないので、自分の環境で試してみてください。

・マスは、必ず数値で埋めてください。水面のように値がないところは適当な数値で大丈夫なようなので、とにかく数値で埋めてください。水面は後の作業で処理されることになります。

3.陸地を指示するシェイプファイルを作る。
(1)QGISがここでは便利です。
(2)国土地理院の基盤地図情報から、海岸線、水涯線を日本全土分ダウンロードする
(3)両者を合成する
ここで私は緯度経度それぞれ1度ごとにラインを引いてました
(4)陸地部分をポリゴン化する。緯度経度1度ごとに保存すると、多少は速度が速くなります。例えば+35+139land.shpみたいな感じで。
ここの作業がとても面倒くさいです。くわしくはQGISの解説を読んでみてください。

 4.http://dev.x-plane.com/update/misc/MeshTool3/ から、作ろうとする緯度、経度分のxesファイルをダウンロードする

5.空港敷地をポリゴン化したシェープファイルを用意する。
これは国土数値情報 ダウンロードサービスからデータをダウンロードすればいいです。

6.スクリプトファイルを作る
例)+35+139script.txt
MESH_SPECS 10000 6
BACKGROUND terrain_Water
SHAPEFILE_TERRAIN terrain_Natural +35+139land.shp
SHAPEFILE_TERRAIN terrain_Airport airport.shp

(マニュアルを見ながら、作りたいシーナリーに合う感じで設定いろいろいじってみてください)

7.メッシュツールを実行
例)
meshtool +35+139script.txt +35+139.xes +35+139.hgt dummy +35+139.dsf